猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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人の労力にはお金がかかる

SNSなどでよく見かけるのですが、例えば絵師さんに対して、


「イラストを描いてください。でもお金は払いません」


というようなことを平気で言う人が一定数いますね。


インターネットの上の話だけではなく、リアルの世界でも人に何かをお願いするとき、


「タダでやってくれない」


という人がいます。

 

実際に聞いたことのある話なのですが、ある編み物が得意な方がいて、その方の友人に自分のセーターがほつれてきたので直してほしい、とお願いされたそうです。

でもその方は忙しく、

「リフォーム店でお願いしてほしい」

とやんわりと断ったそうなのですが、その友人は、

「あなたに頼んだらタダで済むじゃない?」

としつこくお願いしてきたそうです。

 

最近ではハンドメイドの原価について話題になることも多いですね。

「材料費なんてそんなにかかっていないでしょ?」

「高すぎない?」

などと言う人がいます。


ハンドメイドに限らず、飲食店の価格についても、

「原価なんて安いでしょ?」

と文句を言う人が大変多いなぁ、と感じます。

 

以上に挙げた人たちに共通しているのは、

「人の労力や時間にはお金が発生する」

ということを理解していないことです。


このような人たちは、逆の立場になって「タダでやってよ」と言われたら素直に引き受けるのでしょうか?

多分違いますよね?

 

当然のことですが、仕事をしたら給料を貰いますよね。

「働きました。でも給料はいらないです」

なんて人はまずいません。

自発的に善意のもとに行うボランティアを除き、働いたのに報酬はいりません、ということはあり得ないですし、もしそこで報酬が支払わなければ大問題です。

報酬を得るために人は働きます。


これがなぜか仕事以外になると、人の労力に報酬を支払わない、ということを平気でする人が現れます。

他人様の貴重な時間をタダで奪っていく人が多すぎると思うのです。

 

先ほど例に挙げたハンドメイドですが、確かに材料費はそれほどかかっていないかもしれません。

しかし、その作品を完成させるまでには、大変な技術と手間と時間がかかっています。

作家さんのセンスもあります。

作品の価格はその技術料なのです。

 

絵師さんもそうですね。

気軽に「ちょっと絵を描いてよ」と言う人が多いですが、まずイラストを描けるようになるまで何年も努力し技術を向上させ、そこには膨大な時間がかかっています。

そして1枚のイラストを描き上げるのも、時間と労力がかかります。

そのような方にタダで仕事を依頼するのは非常に失礼なことです。


目に見える材料のみにしかお金を払おうとしない。

しかし、目に見えない技術にこそ、しっかりとお金を払うべきだと私は思います。

 

以前に「娘が不登校だった話」

www.nekomizake.com

 という記事を書いた際、最後に娘からのメッセージを載せましたが、その時に私は娘に少ないですが報酬を支払いました。

一つの記事を書いてもらう、ということは娘に時間を割いてもらい、労力をかけてもらうということだからです。

初めから無償で書いてもらう、という発想は私にはありませんでした。

いくら親子とはいえ、無償で頼むのは失礼だと考えたからです。

 

人に何か依頼をするときに技術料として報酬を渡す、ということは、その相手を尊重するということに繋がります。

タダでしてもらう、という発想は相手を粗末に扱う、ということです。


これらに注意して、失礼のないように人と作品を大切にしていきたいですね。

 

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