猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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「うつ病は甘え」と言う人たちの心理

家庭や職場や学校で、身近な人がうつ病になったとき、


「うつなんて甘え」

「気の持ちようなんだから頑張れ」


と言う人たちは必ずいます。

しかし、実際のうつ病は「甘え」でもなければ「気の持ちよう」でどうにかなるものではありません。

「心の病」

というよりは

「脳の病気」

です。


これらは誤った認識なのですが、なぜこういうことを言う人たちがいるのかを考えてみました。

 

私が思うに、現代の日本人はみな、心に余裕がありません。


仕事がつらい。

学校がつらい。

家事育児がつらい。


みんな何かしらの大きなストレスを抱えて生きていると思います。

特に日本では「我慢」や「忍耐」をすることが美徳とされていますし、「苦労は良いこと」といった悪習があります。

そんななか、みんな自分のストレスを抑えて頑張りすぎています。


「頑張れ」とは言いがちですが、「あなたはとても頑張っているね」という言葉はあまり聞きません。

過剰に謙遜しすぎて、自分で自分の頑張りを認めることも難しい。

自分で「私は頑張っているから」などと言おうものなら、批判を浴びてしまうことも多くあります。


これらの事情を踏まえたうえで、全体的に見て日本人は慢性的な軽いうつ状態なのでは?

と思うのです。

みんな頑張りすぎて疲れているのです。

 

そんな時に、身近にうつ病で休む人がいると、


「俺だって、私だって、つらいのに、どうしてあの人だけ休めるの?」

と思ってしまうんですね。

自分に余裕がなさすぎて、他人のつらさを受け入れられないのです。


「自分だってつらいのに頑張っている」

「うつ病と診断された人だけ休めるなんてずるい」

「自分だって休みたい」

「自分だって頑張っているけど、うつになんてならない、本人の甘えだろう?」


そんな思考に陥ってしまうのではないでしょうか?

 

特にうつ病というのは、目に見えるものではありません。

当人にしかつらさが分からない病気です。

おそらくこれが、うつ病ではなく、目に見えるケガなどであれば、誰しも「大丈夫?」と心配するのだと思います。

 

自分の心に余裕がないと、他者を労わることも出来ないですし、思いやりの心も見失いがちです。

とても悲しいことだとはおもいますが、それほどみんな疲れた日々を送っているのだと思います。

 

ですから、私自身うつ病を経験していますが、「理解してほしい」とは望んでいません。

ただ否定だけはしないでほしい。

そっとしておいてほしい。


「頑張れ!」や「甘えている」などの批判の言葉を、病気の本人に投げかけることだけはやめてほしいと思っています。

所詮、当人のつらさなんて他人には推し量れるものではないですから。

うつ病だけではなく、目に見えない病気を理解するのは、経験した人以外には不可能だと思います。


それにしても、本当に日本人は働きすぎ、頑張りすぎですよね。

そのなかからくる心の余裕のなさが、他人を傷つけるのだとしたら、それほど悲しいことはありません。

 

私自身も常に心に余裕を持てるよう、思いやりをもてるよう、日々気を付けて生きていきたいと思います。

 

 

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