猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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猫見酒のうつ病体験その10 ~最後に伝えたいこと~

前回の記事はこちら

www.nekomizake.com

 
これまで私の体験を書き綴ってきました。
拙い文章で申し訳なかったです。
これまでを踏まえ、最後に読んでくださっている皆さまにいろいろとお伝えしたいことがあります。


よく言われる

「うつ病は甘え」

「うつなんて気の持ちようだから頑張れ」

という言葉。

これは絶対にうつ病の人へ言わないでほしいのです。


うつ病の人は、発病までにずっと頑張り続けて、無理をしすぎていたことが多いです。
そして、それまで誰にも助けを求められず、「甘え」どころか「甘えられずにいた」場合がほとんどです。

気の持ちようと思う人もいるかもしれませんが、うつ病は脳の伝達物質に異常をきたした病気です。

そのあたりのことは、病気の本人が一番悩んでいます。

「どうしてこんなに何も出来なくなってしまったんだろう」と。

どうかうつ病の人を、それ以上に追い込むようなことはしないでほしい、というのが私の思いです。


そして、今、「死にたい」「つらい」「苦しい」と悩んでいる方へ。

あなたは何も悪くありません。

頑張りに頑張って、身体と心が疲れてしまっているんです。
とにかく今すぐにでも休養しましょう。

そして「これくらい平気」「まだ頑張れる」と我慢せず、心療内科や精神科を受診しましょう。

そう言われても簡単に出来ない、という方もいらっしゃると思いますが、私のように限界まで耐えすぎると、病気はその分長引きます。
私は15年以上前に発病しましたが、いまだに薬なしでは普通の生活は困難です。

その「つらい」という原因となるもの(仕事、職場での人間関係、家庭内での問題など)からなるべく距離をおきましょう、逃げましょう。
この場合の逃げは悪いことではなく、自分を守るためです。


「病院へ行きましょう」と勧めておいて言うのもなんですが、精神科医への過度な期待はやめておいたほうがいいです。

私の感想ですが、正直なところ、精神科での治療は「対症療法」でしかありません。

うつ病になる人は、それまで様々な苦労をし、ある意味、心に闇を抱えている方が多いと思いますが、その根本的な部分は治してもらえません。

骨折しているのに、その折れた骨の部分はそのままで、痛み止めだけ処方されているような感じをイメージしてもらえるといいと思います。

心の奥にあるトラウマやつらさは、医師でも治すことは難しいと思います。

診察では症状を伝え、それに合った薬を処方される。
ただそれだけの場合が多いです。

現在の保険診療では、医師も患者の話を長く聴くには限界があるそうです。

そこは、あまり期待せずに病院へ行ったほうがいいかと思います。

ただ、保険はききませんがカウンセリングを受けてみるのも一つの手段ではあります。

しかし、医師もカウンセラーも人間ですから、当然、相性もありますし、自分のことをすべて理解してもらうのは不可能です。

私も初めは、「理解してもらえる」「治してもらえる」と期待を抱いて通院していましたが、結局のところ誰にも「過去と他人を変えることは出来ない」んですね。

自分が苦しんだ過去は何度嘆いたところで何も変わらないですし、医師も患者の意識を変えることは出来ない、と学びました。


ここまで自分の病気について書いてきてなんですが、私自身、特別に「うつ病を理解してほしい」とはあまり思っていません。

「こういう病気もあるんだな」

「こういう人もいるんだな」

くらいに認識されれば充分だと思っています。


世の中にはいろいろな病気や難病、障害で苦しんでいる人たちがたくさんいます。

でも、どれも自分自身で経験しないと、本当のつらさは分かりません。

それを「すべての人に理解してほしい」というのは現実的ではないと感じています。


ただ、そばに病気などで苦しんでいる人がいたら、どうかそれを否定しないでほしい。

受け入れられなくてもいいから、そっと見守っていてほしい。


それが病気に対する私の一番の願いです。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

私はこれからも自分のペースでゆっくりと病気と向き合っていこうと思います。


猫見酒のうつ病体験 終わり

 

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