猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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猫見酒のうつ病体験その6 ~回復期~

前回の記事はこちら

www.nekomizake.com

 

~絶望からの回復~

すべてに絶望した私ですが、皮肉なことに、ここから私のうつは回復の兆しを見せ始めました。


誰も助けてくれない。

誰も救ってくれない。


この事実を認識し、自分の病気は自分で治すしかない、という考えに至ったのです。


私の担当医は薬の処方は上手な医師だったので転院はせず、そのまま通い続けました。

親への期待は一切捨てました。

もう誰にも頼らない、そう決意したのです。


この頃の私は、ありとあらゆるうつ病に関する本を読みあさっていました。

医師の診察時の言葉より、本に書かれている内容は私の心にすんなりと入ってきました。

この苦しみを理解してくれる人が、どこかに存在する。
それだけで心が軽くなるようでした。

私にとって、このように自分から何かの行動を起こすことで、寝たきりで引きこもり気味だった私が少しずつ前進し始めます。

体力もわずかながらに回復してきました。

これ以上、娘を傷つけるわけにはいかない、と自殺未遂も起こさなくなりました。


誰も私を救うことは出来ない。

自分を救えるのは自分だけ。

その思いが私の心を強くしていくようでした。

人との交流を持とうと、娘の学校のPTAやボランティアにも積極的に参加しました。
家事も少しずつ出来るようになってきました。

うつ状態の頃は、お店を一軒まわるだけで疲れ果てていた私ですが、少しずつ外出もいろいろ出来るようになりました。


実はうつ状態の頃、摂食障害も併発していました。

過食症です。

延々と食べ続ける。
自分のつらさや悲しみを埋めるかのように食べ続ける。

その結果、体重は気が付けば30kg増。

しかし、うつ状態が少しずつ回復し始めてから、ダイエットを決意。
娘にも恥ずかしい思いをしてほしくない、という思いから、ダイエットは成功。
ひたすら運動と食事制限の毎日でしたが、運動のおかげで体力もずいぶんと回復したような気がします。


~「疲れる」ことへの恐怖~

重度のうつ状態を脱した私でしたが、「疲れる」ことへの恐怖心は拭えませんでした。

少しでも無理をして疲れると、気分が落ち込み寝込んでしまう。

まだまだそんな状態でした。


うつ病になるきっかけとなった結婚生活。

その頃の過酷な労働の日々がフラッシュバックします。

もうあんな思いはしたくない、疲れたくない。
疲れてしまったら、また元のうつ状態に戻ってしまう。

そんな恐怖心でした。


仕事を探して働かなければいけないのに、まだまだ普通の生活を送ることが出来ない。
働いて、また疲れてうつになってしまったらどうしよう?

そんな不安との向き合い。

とても、もどかしい日々を送らなければいけませんでした。


このような状態が数年続きました。

わずかながらに回復している。

「1年前に比べれば良くなっているよね」というレベルのゆったりとした回復です。
正直、自分では実感できないぐらい。

とにかく、無理をせず疲れないようにのんびり休みながら家事をこなし、外出も出来る範囲でするようにする。

とても長いリハビリのようなものですが、それでも「いつかは病気が回復するかも」という希望も芽生えてきました。

たまに「死にたい」との自殺念慮が出てきたり、軽いうつ状態になることもありましたが、以前のように薬を大量服用するようなこともなく、少しずつ回復していきました。

 

うつを発症してから15年以上。

とても長い日々でした。

うつ状態が酷かった頃の記憶も曖昧です。

娘にもとても迷惑をかけました。
謝っても謝りきれません。


現在も月に1度通院し、薬は服用し続けていますが、こうしてやっと人並みに生活できるぐらいには回復したのです。


続く

 

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