猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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嘘という名の罪

多くの人は幼いころから大人たちに「嘘はいけない」と教えられてきたと思います。「嘘つきは泥棒の始まり」とも言われますね。
しかし、一度も嘘をついたことのない人なんていないのではないでしょうか。

私は「嘘」には二種類あると考えます。

「他人のためにつく嘘」と
「自分のためにつく嘘」です。

前者の「他人のためにつく嘘」は、日常生活においてみなさんが経験していると思います。

例えば「この人、苦手だなぁ」と思う相手に対して、はっきりと「あなたのことが苦手です」という人はほとんどいません。なるべく良好な関係を築くために嘘でも態度に出さずにいることが多いと思います。「建前」と言ったほうがいいかもしれませんね。相手のために「本音」を隠します。

相手を思いやっての嘘もあります。
誰かが悩んで辛い思いをしているとき、その人が「私は〇〇なところがダメで・・・、私って本当に嫌なやつだよね」と言ったときに、「うん、そうだね、あなたはダメな人間だよね」なんて言う人もほぼいません。多少その通りだと感じたとしても、大抵は「そんなことないよ、あなたは悪くないよ」と励ますのではないでしょうか。

自分自身が辛いとき、誰かに「大丈夫?」と声をかけられて、相手に心配をかけたくない思いから、本当は大丈夫ではないのに「大丈夫、平気だよ」と答えたりもします。

以上に挙げたとおり、「他人のためにつく嘘」は、相手を傷つけないための嘘です。そこに悪意はありません。むしろ相手のためを思っての嘘です。
小さな子どもの場合、良くも悪くも純粋で思ったことをそのまま口にしますから、嘘をつけません。そういう意味では「嘘つきは大人の始まり」とも言えるかもしれませんね。

 

問題なのは「自分のためにつく嘘」です。
保身のためや、自分の利益のためであったり、自分のための嘘は他人を傷つけ不幸に陥れます。

私の父親はパチンコ依存症で、借金を幾度も繰り返し、それでも家族に隠れてコソコソとパチンコ店へ通い続けました。その度に嘘を重ね、それを追求すると逆ギレするような人です。
若いころは浮気もしていて、それを隠すために嘘をつきました。
自分で犯した仕事のミスも隠蔽しようとし、会社をクビになりそうになったこともあります。
すべては自分を守るための嘘です。
そこに周囲や家族への思いやりはまったくありません。自分が一番大切で、そのかわいい自分を守るために平気で嘘をつくのです。
家族は傷つけられ、絶望し、今では父親の言うことは一切信じなくなりました。
家族としての愛情は、もちろんありません。
保身のための嘘は、その周囲の人間を不幸にするだけです。

世の中には「詐欺」も数多く横行しています。
これらは自分たちの利益のために、相手をだまし、嘘をつくことで、多くの人を傷つけます。
まともに働くことを放棄し、楽をしてお金を得るために、詐欺師たちは嘘を重ねます。あの手この手で嘘をつき、他人様の大切なお金を奪っていく。
被害者側からすれば、奪われるのはお金だけではありません。そのお金を一所懸命に貯めてきたそれまでの労力、時間、思い出など、お金以外の心の大事なものを一緒に奪われていきます。
これはれっきとした犯罪ですし、決して許される嘘ではありません。

これらのように「自分のためにつく嘘」は、もはや「罪」といっても過言ではありません。
しかし、このような嘘をつく人間は一定数存在しており、出会ってしまったら、それは事故に遭うようなものです。
悪意ある嘘をつく人間は、自分のことを何よりも優先し、平気な顔で他人を傷つけます。自分を守るためならば手段は選びません。他人がどんなに辛い目に遭おうとケロッといます。嘘をつき、その嘘がばれそうになると更に嘘をつき、周囲の信頼を失おうともお構いなしです。

しかし、自分の行いは、良いことも悪いことも必ず自分へ返ってきます。
少なくとも私はそう信じていますし、嘘をつき続けた人間が幸せになっているのを見たことはありません。むしろ不幸になっています。当然の報いですし、そこに同情の余地はありません。自業自得です。

ですので、もしも「自分のために嘘をつく人間」と出会ってしまっても、「あぁ、この人は不幸で可哀そうな人間なんだなぁ」とやり過ごしてしまいましょう。間違ってもこちらからすすんで関わっていくことのないようにしましょう。

それが唯一、嘘をつく人間から逃れられる手段だと思います。

 

それにしても、どうしてこういう嘘つきたちが存在するのでしょうね・・・。
私には到底理解できません。
自分が傷つきたくないので、他人様のことも傷つけたくありません。

まぁ、放っておいても嘘つきたちは不幸にしかならないので、生暖かい目で見守っておきましょうか。

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