猫を見ながら酒を飲み日々思うこと

  日常思うこと、特にメンタル、親子関係、人間関係についてを綴っています。人生を豊かに楽しくすることを探求していきたいです。

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自分を客観視するのは難しい

しばらく前に面白いなぁ、と思ったデータを見ました。
「周りの車がウインカーを出さない、もしくは出すのが遅いと感じたことがある人は90%以上いる」というものです。
これのどこが興味深いかというと、残りの10%未満の人が90%以上もの人たちにそう思わせているはずがなく、他人のウインカーの遅さは気になるものの、自分も同じことをしていると自覚している人が少ない、ということです。

リアルな世界でもネットの世界でもよく耳にするのが、人間関係における不満。
「職場の上司、先輩、同僚の態度がむかつく」
「学校で友人に嫌なことを言われた」
「いつも嫌味を言ってくる人がいる」など、いろいろありますね。
ひどいものになると「いじめられている」という重大な問題もあります。
多くの人がいろいろと他人に嫌な思いをさせられて悩んでいるんだなぁ、と思います。

ところが逆に「他人をむかつかせています」「相手に不快な思いをさせています」「周りに嫌味ばかり言っています」「他人をいじめています」という人はほとんどみかけません。
自分がされた嫌なことは気になるけど、他人に嫌な思いをさせていると自覚している人はまずいない。
それほど自分の言動を客観視することは難しいということだと思います。

私自身もそうなのですが、他人にどう思われているか気になって心配、という反面、自分の言動が他人をどう思わせているか、と考えるのは簡単なようでとても難しいです。

昔、こんな経験をしたことがあります。
とあるバイトの研修中、日曜日に初老の女性のお客様がいらっしゃいました。その方は商品をいろいろとお買い上げになり、その商品を配達してほしいとの要望だったのですが、送料がかかる旨を伝えると、「え?送料取るの?ずいぶん意地悪だね!!」とお怒りに・・・。職場の先輩が対応してくれていたのですが、しまいにはそのお客様、「日曜日に新人教育はやめたほうがいいと思うの!混んでいるなか手間取って待たされるこっちが迷惑だから!」と捨て台詞を吐いて帰っていきました。
私は思いましたね。
「いや、お前のほうが意地悪だわ、この巨大ブーメランが!」と(笑)
そのお客様、自分が相手に嫌な思いをさせた、という自覚はまったく無いのだと思います。
でもそういう人にかぎって自分が何か嫌なことを言われたら激怒するんですよね(笑)

もう一例あげてみましょう。
小説などで、「こいつ、いやな性格だなぁ」という登場人物がいるとします。そしてそれを読んだ読者はみんな同じく「いやな人」という感想を抱きます。(余談ですがミステリーものだと、大抵そういう登場人物はお亡くなりになることが多いですね)
そして、そういう「いやな人」って、現実の世界にもたくさんいたりします。でも現実の周りからも嫌われているような「いやな人」も、その小説の登場人物を見て「いやな人」と思って読んでいるのです。

自分の行動や考え方はあくまでも「主観」でしかないです。
「他人のふり見て我がふりなおせ」なんて昔から言われていますが、それを実行するのは簡単そうにみえて本当はとても難しい・・・。
その根底にあるのはみんなが抱いている気持ち、「自分は正しいことをしている」「悪いのは相手」という思い込みです。

私自身、過去を振り返ると、「自分は正しい」と勘違いし、周囲の人へ不快な嫌な思いをさせた言動が多々あります。本当に恥ずかしいです。過去へ戻れるのならみんなへ謝りたい。
そして今も自分では無意識に気付かないうちに他人様を傷つけているのかもしれません。常になるべく自分を客観的に見るよう努力はしていますが、やっぱり難しいものですね・・・。

今回は自戒の念も込めてこの記事を書きました。
私自身もブーメランなこと、たくさんあります。
日常の些細なこと、私を含めどんな人でも加害者にも被害者にもなります。
自分も常に自身を客観視できるよう、努力していきたいです。
人に思いやりを持ち、真の心の強さを持って優しく生きていきたいな、と思ったお話でした。

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